【ニュース】 大和ハウス工業、福島県下最大のCO2削減率の環境・防災配慮型次世代オフィス「大和ハウス福島ビル」を竣工 福島県郡山市

2015.05.25
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、大野直竹社長)は、2014年9月より建設を進めてきた、環境・防災配慮型次世代オフィス「大和ハウス福島ビル」(福島県郡山市)を5月22日に竣工した。
同ビルは福島県内では最大のCO2削減率のオフィス(同社調べ・2015年5月22日現在)。
経済産業省が実施した平成26年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」にも採択されている。
同社は、法人客向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量ゼロ)を目指す「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」を開始。
CO2排出量を最大約50%削減可能な環境配慮型のオフィス「D’s SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」を2011年7月より販売し、好評を得ているという。
20150525%E5%A4%A7%E5%92%8C%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%B7%A5%E6%A5%AD.jpg


同ビルでは、屋上には38.8kWの太陽光発電システムを設置。
ピークカット、防災配慮の面で15kWhのリチウムイオン蓄電池を導入した他、空調負荷を低減する「パッシブエアフローウィンドウ」や「自動制御換気塔」など、自然の力を活用する独自の環境配慮技術を導入した。
ビル内には同社の福島支社営業部門(人員約220名)が入居、運用しながらの次世代オフィス実証実験を実施する。
5月25日から1年間、環境配慮技術の効果検証を行い、実証実験で得られた成果は、今後同社が販売する建築物の提案に活かしていくという。
「大和ハウス福島ビル」の所在地は福島県郡山市並木1丁目5番19。
敷地面積は4,471.41㎡、延床面積は3,640.50㎡。
構造は鉄骨造、階数は地上5階建。