【ニュース】 氷見市と慶應義塾大学SFC研究所、官学連携の地域創生による「社会イノベーション研究室」を設置 富山県氷見市

2015.05.20
氷見市(本川祐治郎市長)は、慶應義塾大学SFC研究所(神奈川県藤沢市、小川克彦所長)社会イノベーション・ラボ(玉村雅敏代表)の協力・支援のもと、同市の地方創生と持続可能な社会システムの形成に取り組む「氷見市社会イノベーション研究室」を設置、5月19日にその主旨と協力を確認する覚書を締結した。
5月29日~31日には、同活動の一環として、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)で学ぶ学生が、日本海側の同市でフィールドワークを実施する。
「未来からの留学生」である学生が、未来社会に直面する状況を意識しながら、社会課題解決のきっかけを検討する研究員として、同市職員とともにフィ-ルドワークを実践、地方創生にも資する社会イノベーションの研究を共同で行うという。


覚書の目的は、慶應義塾大学SFC研究所社会イノベーション・ラボと同市による連携のもと、相互に協力することにより、持続可能な社会システムの形成、及び地域社会に資する研究教育活動をもって実学の推進及び同市の発展に寄与すること。
連携協力事項6項目は、「氷見市の地方創生に関すること。」「氷見市社会イノベーション研究室の設置・運用に関すること。」「氷見市の地域資源の活用を通じた地域活性化に関すること。」「社会イノベーションに係る研究・教育活動に関すること。」「地域の特色を活かした人材育成に関すること。」「互いの知的、人的及び物的資源の活用に関すること。」。
覚書の締結式は、5月19日の15時に同市役所で実施した。
なお5月29日~31日に実施するフィールドワークでは、学生18名と市職員で5チームを編成、大学教員・研究員4名の助言・支援のもと、同市の地域課題の調査や実態把握を実施する。