【ニュース】 首都大学東京と新潟県、魚沼市・横根集落の美しい風景を伝えるスマートフォンアプリ「よこねアーカイブ」を公開、高齢化の進む山里で継続的な地域活性化 新潟県魚沼市

2015.05.07
公立大学法人首都大学東京システムデザイン学部渡邉英徳研究室と新潟県は、新潟県魚沼市・横根集落の美しい風景と文化を伝えるスマートフォンアプリ「よこねアーカイブ」を4月30日より公開した。
同アプリは、平成26年度共同研究「大学生の力を活かした集落活性化事業」の成果。
最新技術を使用し、高齢化の進む山里の魅力を世界に伝える試みで、高齢化の進む山里における継続的な地域活性化の実践として取り組んだ。
App Store(配信中)またはGoogle Play(5月中に配信開始予定)から、無料でダウンロードできるという。


同アプリでは、地図上のアイコンをクリックすることで、住民から寄せられた思い出の写真、集落の現在の風景、民俗文化を撮影した映像を閲覧することが可能。
現地では、GPSとAR(Augmented Reality、拡張現実)技術により、写真や映像をスマートフォンカメラの視野に重ねあわせて表示することもできる。
同大学東京の学生チームは「よこねアーカイブ」の制作にあたり、集落を3回にわたって訪問し、住民とのワークショップを開催した。
ワークショップでは、50代~70代の参加者による「紙地図による写真と記憶の共有」、子供達による「世界に伝えたい『もの・場所・こと』の撮影」が行われたという。
その成果物を同アプリにて公開することで、地域内における「人と人とのつながり」「人と技術のつながり」を生み、継続的な地域活性化の一助となることを企図している。