【ニュース】 京セラ美術館、2015年特別展「輝ける伏見 鳥羽離宮と平安の栄華」を5月28日~6月27日に開催、鳥羽離宮所縁の文物など約60点を展示 京都府京都市

2015.04.23
京セラ株式会社(京都市伏見区、山口悟郎社長)は、社会貢献活動の一環で開設している京セラ美術館(京都市伏見区、京セラ本社ビル1階)で、5月28日~6月27日の1ヵ月間、2015年特別展「輝ける伏見 鳥羽離宮と平安の栄華」を開催する。
鳥羽離宮は、「都遷りの如し」(扶桑略記)と言われた白河上皇による鳥羽離宮の造営(1086年)と院政の開始から、それを引き継ぎ更に離宮を拡大した鳥羽上皇が崩御する1156年までの70年間、平安京とともに政治、文化の中心地となった場所。
同展では、古代から中世に時代が移り行く平安末期に伏見が輝いた時代を肖像画、古文書、鳥羽離宮跡から発掘された遺物等で紹介する。


同社は、1998年に京都市伏見区の本社ビル内に京セラ美術館を開館し、収蔵する美術品を地域住民に無料で公開することで、京都南部地域の振興や活性化に努めてきた。
中国・清朝時代の乾隆ガラス、ピカソ銅版画347シリーズ、東山魁夷や平山郁夫らによる日本画等を常設展示しており、開館以来約21万人が来場している。
今回開催する同展では、鳥羽離宮復元模型をはじめ、鳥羽法皇像・美福門院像・八条院像の肖像画、薬師如来坐像、飾金具、軒丸瓦(段瓦)などの鳥羽離宮跡から発掘された遺物、明月記断簡などを展示。
また、染司よしおかの協力のもと、紫式部が源氏物語で描写している十二単などの襲(かさね)の色を植物染で再現した衣装も展示、平安貴族の雅や栄華にも触れることができる内容だとしている。
京セラ美術館2015年特別展「輝ける伏見 鳥羽離宮と平安の栄華」の会場は京セラ本社ビル1階京セラ美術館(京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地)。
会期は2015年5月28日~6月27日の1ヵ月間(会期中は毎日開館)。
開館時間は10時~17時(入館は閉館の30分前まで)。
入館料は無料。
出展品は、肖像画、古文書、鳥羽離宮跡から発掘された遺物など、約60点。
主催は京セラ株式会社、共催は京都市。
協力は染司よしおか。
後援は、京都府、京都市教育委員会、京都商工会議所、京都新聞、KBS京都、日本経済新聞社京都支社、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、伏見商店街連盟。