【ニュース】 北洲、環境負荷を低減する大型木造サスティナブルショップを建設、構造見学会を盛岡市で5月15日・16日に開催 岩手県盛岡市

2015.04.20
住宅メーカー・建設資材販売を手掛ける株式会社北洲(宮城県富谷町、村上ひろみ社長)は、環境負荷を低減する1,107.38㎡の大型木造建築のサスティナブルショップを建設し、その構造見学会を5月15日・16日の2日間、盛岡市で開催する。
なお同見学会は、初日は設計事務所やゼネコン等のプロ向け、2日目は個人事業主や施設経営者等一般客向けの内容となる。
日本では2010年に「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されて以来、国産材を活用した大規模建築物の木造化に注目が集まり、併せて木造建築の優れた快適性や省エネ性にも期待が高まっているという。
こうした中、同社では自社社屋の木造化や、施設等の受注を通じ、大型木造建築の設計施工のノウハウを蓄積。
設計事務所等より、構造計算や躯体相談、パネル生産からフレーミング工事などを受注している。
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今回の大型木造自社店舗では、新しい取組みとして、12m×18mの大空間を実現する開口フレームを採用。
次世代の集成材として注目を集める国産CLTも2階床部分に試験採用した。
また、同社が国内の独占販売権を有するドイツ・アルセコ社の外張り断熱システムの200mmダブル断熱により、大空間でありながら快適な温熱環境を実現するという。
構造見学会では、先進の構造躯体や、徹底した断熱気密施工の様子を見学できるほか、施工実例の展示等も行う。
なお同店舗は、2015年7月末頃に竣工し、9月にオープンする予定。
新築やリフォーム、不動産売買や家具販売等、住まいに関する相談に対応するワンストップショップになるという。
大型木造自社社屋の建築地は岩手県盛岡市向中野7丁目15番の一部。
建築面積は624.66㎡、延床面積は1,107.38㎡。
構造・階層は木造軸組工法2階建とツーバイシックス(準耐火構造)2階建の2棟。
工期予定は2015年2月6日~2015年7月末予定。