【ニュース】 北部広域市町村圏事務組合、「地域で医療を守る・医療を育てるシンポジウム」3月7日に開催、住民とともに地域医療を守り・育てるプロジェクトを始動 沖縄県名護市

2015.02.24
北部広域市町村圏事務組合(沖縄県名護市、略称:北部組合)は、沖縄県北部地域の医療環境の課題を考えるイベント「地域で医療を守る・医療を育てる第1回シンポジウム」を3月7日に名護市で開催、イベント「やんばる寺子屋」を3月21日に今帰仁村で開催する。
沖縄県北部地域は、1市2町9村を合わせた12市町村で構成。
このうち、同地域の人口の79%を占める北部保健医療圏(1市1町7村)は、へき地や離島等交通の利便性が低いことから、沖縄県保健医療計画(第6次)で、ヘリ搬送等の患者空輸体制の改善や遠隔医療体制の整備への必要性が示されている。


同組合では、医師不足に悩む沖縄県北部地域に医師等を確保するため、平成25年度事業で、県内で働く勤務医及び北部地域の住民調査を実施。
定住条件整備の最重要課題としての医療環境整備を行うための問題点の抽出を実施した。
調査結果を踏まえ、平成26年度事業では、医師を確保するために北部地域として支援できること、そのために整備すべきことを検討し、北部地域の安全・安心な定住条件整備に向けた取り組みを実施しているという。
今回の「地域で医療を守る・医療を育てる第1回シンポジウム」では、北部地域で最も対応が迫られている「コンビニ受診」を取り上げ、住民ひとりひとりができることを、住民と一緒に考える。
講師・パネリストは、名護療育園施設長・泉川良範氏、名護市各種団体女性代表ネットワーク協議会会長・岸本能子氏、名桜大学准教授・大城真理子氏ほか。
開催日時は3月7日の13時30分~15時30分。
会場は北部会館3階会議室(沖縄県名護市宇茂佐の森5-2-7)。
参加費は無料、定員は100名(事前申込不要)。
一方、「第1回やんばる寺子屋」では、琉球大学医学部の学生が地域の子供たちに勉強を教えるほか、学生には北部地域の良さと医療事情について知ってもらうとしている。
開催日時は3月21日の9時~17時。
会場は今帰仁村上運天公民館(沖縄県国頭郡今帰仁村上運天438)。
参加費は無料。
定員は北部12市町村の小学生・中学生10名。
申込は北部広域市町村圏事務組合まで(締切は2月27日)。