【ニュース】 鳥取県、「熱中症・夏バテと食生活」に関する調査を首都圏で実施、水分補給に適している果物の第1位は「梨」に 鳥取県鳥取市

2014.08.22
鳥取県市場開拓局販路拡大・輸出促進課はこのほど、首都圏での鳥取県農産物の情報発信の一環として、首都圏の20~50代の女性300名を対象に「熱中症・夏バテと食生活」に関する調査を実施した。
同調査の結果によると、夏バテを感じたことがある人は73.3%、食事をしっかりとることを心掛けている人は87.3%。
夏バテを予防するため、食生活と健康への意識は高いが、どうしても夏バテを感じてしまう首都圏女性の傾向が浮かび上がったという。
また、74%の人が「果物などの食材から水分・栄養補給をしたい」との回答が得られた一方で、果物から水分・栄養補給をしたいと回答した人の75.7%が「水分が補給されているか実感できていない」という結果に。
水分補給をするために適している果物では、「梨」が46.3%で第1位だった。


同時に今回の調査では、秋を先どりする同県産の早生品種梨「新甘泉」「なつひめ」の特長を説明し、食用意向を図ったところ、この夏、「新甘泉」を食べてみたい人は78.4% 、「なつひめ」を食べてみたい人は66%という結果となった。
梨は水分が89%を占め、「カリウム」も多く含まれ、甘味成分のショ糖や果糖だけでなく、酸味成分のリンゴ酸やクエン酸も含むため、夏バテ気味の体の疲労回復に役立つといわれている。
夏は大量の汗をかき、水分と同時にカリウムも失われることが夏バテの原因とされ、水分だけではなく、カリウムも補給することが夏バテ時には効果的だという。
なお、同県では梨の水分と甘さを実感してもらう一環として、9月4日に東京・銀座で、鳥取梨の新品種「新甘泉」と「なつひめ」の2,000人の大試食会を実施する。
「熱中症・夏バテと食生活に関する調査」の調査方法はインターネット調査。
調査期間は2014年7月。
調査対象は、東京・神奈川・千葉・神奈川に居住の20代~50代・女性。
有効回答は300。