【ニュース】 北九州市、「自分史文学賞」を継承・発展させた「林芙美子文学賞」を創設、短編小説の作品を9月30日まで募集 福岡県北九州市

2014.06.30
北九州市は今年度、これまで24回にわたって実施してきた「自分史文学賞」を継承・発展させた「林芙美子文学賞」を創設、短編小説の作品を9月30日まで募集する。
文学分野での人材育成と、北九州市の文学的土壌を全国発信するのが狙い。
協力は株式会社中央公論新社。
林芙美子の生誕地については諸説あるが、、現在の北九州市門司区で生まれたとする説が有力。
幼少期を現在の北九州市若松区で過ごすなど、北九州市に大変ゆかりの深い作家だという。
生涯にわたり庶民に寄り添って創作を続け、「放浪記」や「浮雲」などの傑作のほか、「清貧の書」「晩菊」「骨」など珠玉の短編小説を多く遺した林芙美子にちなみ、同文学賞は短編小説を応募対象とした。


審査選考委員は、直木賞・芥川賞作家の井上荒野・角田光代・川上未映子の三氏が務める。
また事前選考では、有名作家を数多く担当した出版編集者も参画、厳しいプロの目での作品選考を行うという。
大賞1編には賞金100万円を進呈するほか、「婦人公論」(中央公論新社)へ作品を掲載。
佳作数編には賞金各10万円を進呈する。
募集する作品は、オリジナル未発表作品であり、テーマ及びジャンルは不問、四百字詰め原稿用紙50枚以内の日本語作品。
その他の詳細・注意事項等は募集要項参照。
募集要項及び応募用紙は北九州市立文学館のホームページからもダウンロード可能。
募集締切は平成26年9月30日。
審査スケジュールは、事前審査が平成26年9月~11月末、最終候補作品決定が平成26年12月中旬、最終審査・発表が平成27年1月下旬、表彰式が平成27年2月下旬。