【ニュース】 大山観光電鉄、2015年に開業50周年を迎える「大山ケーブルカー」の大規模設備更新に着手 神奈川県伊勢原市

2014.05.16
大山観光電鉄株式会社(小田急グループ、神奈川県伊勢原市、堀康紀社長)は、2015年に開業50周年を迎える「大山ケーブルカー」の大規模設備更新に着手する。
今回の大規模設備更新では、開業以来初めて新型車体を製造、眺望や居住性を高めるとともに、諸設備を更新し、安全性を向上させるとしている。
新型ケーブルカーの運行開始は2015年10月の予定。投資額は総額16億円。
※写真は現在運行中の車体。


大山ケーブルカーは、丹沢大山国定公園内の大山中腹を運行する路線。
麓側の大山ケーブル駅から、中間駅の大山寺駅を経て、山上側の阿夫利神社駅までの約800mを結び、標高差280mの急勾配を上がる。
今回新たに製造する2両の車体は、小田急ロマンスカー・VSE(50000形)などをデザインした、岡部憲明アーキテクチャーネットワーク(岡部憲明代表)がデザイン設計を担当。
合わせて、全線のレール、マクラギ、分岐器の交換や、橋脚、橋桁の補強を実施し、安全性と快適性を高めるとしている。
なお、同ケーブルカーは、大規模設備更新に伴い、2015年5月から9月までは運休する予定。