【ニュース】 ネクスト、国内初となる「視覚障がい者向けの住まい探しをサポートするiPhoneアプリ」の提供を開始 東京都港区

2014.04.14
不動産・住宅情報サイト「HOME’S」の運営を手掛ける株式会社ネクスト(東京都港区、井上高志社長)は、視覚障がいを持つ人の住まい探しをサポートするiPhoneアプリ「HOME’S(ホームズ)アクセシビリティ対応版」の提供を4月11日より開始した。
同アプリは、東京都盲人福祉協会と日本盲人会連合の協力を得て、障がいを持つ人に試作段階のアプリを実際に使ってもらいながら開発したもの。
視覚障がい者向けの賃貸物件検索アプリは国内初だという。


同アプリの仕組みは、iPhoneのアクセシビリティ機能「VoiceOver」を活用し、物件検索から不動産会社への問い合わせまでをアプリ内で行うというもの(iOS7以上対応)。
「VoiceOver」機能で画面上の文字を読み上げ、物件検索から詳細情報の確認までをナビゲートするという。
また、不動産会社への問い合わせも電話でスムーズにできるほか、ロービジョン・弱視の人にも対応し、より大きな文字で表示することもできるとしている。
近年は、日々の生活にスマートフォンのアクセシビリティ機能を活用して生活の利便性を向上させている人が増加、各地で勉強会等も行われている。
特にスマートフォン専用アプリは、PCサイトや最適化サイトに比べ、圧倒的に広告が少ないため、「VoiceOver」等の音声読み上げ機能を利用した際、余計な情報が少なく、必要な情報だけが入ってくるというメリットもあり、視覚障がいを持つ人に有益なツールになっているという。