【ニュース】 読売新聞大阪本社など5社、「よみうり文化センター(千里中央)再整備事業」を着工、商業施設にはイオンモールが専門店を展開、関電グループは51階建てタワーマンションを建設 大阪府豊中市

2014.04.04
株式会社読売新聞大阪本社と讀賣テレビ放送株式会社は、大阪府豊中市新千里東町1丁目、千里中央駅前の「よみうり文化センター」建て替えによる再整備事業で、4月中旬にも商業施設Ⅰ期の新築工事に着手すると発表した。
共同事業者はMID都市開発株式会社、関電不動産株式会社、関西電力株式会社の3社(関電グループ)。
今後は段階的に新築・解体工事を進め、商業施設は2015年夏頃にⅠ期分を先行開業し、全面開業は2017年春頃の予定。
関電グループが建設する住宅施設を含めた事業全体の完成は2019年春頃の予定。
なお、着工に先立ち、4月8日に事業関係者で起工式を実施する。
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同事業は、現施設をプールや医療モールを併設した商業施設(地上7階、地下1階)と、高さ約185mの住宅施設(地上51階、地下1階、543戸予定)に建て替える計画。
店舗開発にはイオンモール株式会社が参画し、Ⅱ期側を中心にグルメスーパーや専門店街を展開する。
商業施設と住宅施設の一体整備に加え、施設沿い2階レベルに歩行者回廊(デッキ)を新設し、北大阪急行電鉄及び大阪モノレール「千里中央」駅や周辺施設との回遊性を高めるという。
商業施設は、読売新聞と讀賣テレビが共同で建設・運営、ふと立ち寄りたくなる場とする。
1977年の設立以来、地域住民に親しまれてきた現施設のスイミングスクール及びダンス、ヨガなどの健康系講座は「コ・ス・パ(COSPA)」ブランドでフィットネスクラブを展開する大阪ガスグループの株式会社オージースポーツがコーチ陣や指導方針を含めて承継する。
このほかⅠ期側には、現施設の多彩な専門店やクリニックなども移転する予定で、これら既存テナントが切れ目なく営業できるよう工程を組んでいるという。
読売施設内に展開するイオンモールは、郊外型大型店とは一線を画し、都心の駅前にふさわしい最先端の専門店群を呼び込む方針。
1階には高級感のある食品・食材を集めたスーパーを想定、2013年4月にイオン株式会社が完全子会社化した「ピーコックストア」の千里中央店が入居している千里大丸プラザとの機能連携も検討しているという。
また、関電グループは、住宅施設として読売所有地の一部に、歩行者デッキで千里中央駅に直結した、千里のランドマークとなる地上51階建て・543戸の制振タワーマンションを建設し、分譲する(定期借地権付きマンション)。
「(仮称)よみうり文化センター(千里中央)再整備事業」の計画地は大阪府豊中市新千里東町1丁目1番の3。
敷地面積は1万2,239.48㎡、延床面積は10万8,716.01㎡、容積対象床面積は7万3,346.45㎡。
構造は、商業施設が鉄骨造、住宅施設が鉄筋コンクリート造。
建物の高さは商業施設が37.14m(地上7階、地下1 階)、住宅施設が184.92m(地上51階、地下1階)
工事期間は、商業施設Ⅰ期新築が2014年4月中旬~2015年6月下旬、既設建物解体が2015年7月上旬~2016年1月下旬、商業施設Ⅱ期新築が2016年2月上旬~2017年3月下旬、住宅施設新築が2016年2月上旬~2019年4月下旬(一部変更の可能性あり)。