【ニュース】 JR西日本グループ、広島新駅ビルの広場デザインを「穏やかな川の水面や雁木、『水の都ひろしま』を表現する広場」に決定 広島県広島市

2021.02.19
JR西日本グループはこのほど、広島新駅ビル(広島市南区)の広場デザインを「穏やかな川の水面や雁木、『水の都ひろしま』を表現する広場」に決定したと発表した。

同グループでは、広島市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づき、2020年4月より広島駅ビル建替え工事を進めてきた。
現駅ビル撤去工事や設計が予定通り進捗したことから、3月より駅ビル新築工事に着手する。

新駅ビルでは、広島・せとうちの玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設を目指す。

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特に、路面電車が乗り入れる2階広場や屋上広場については、広島を訪れる人々には玄関口としての広島らしさが感じられ、地域の人々には賑わいや親しみを感じられる象徴的な広場とする。
広島出身の建築家が率い、国内外の幅広い分野で活躍している
「SUPPOSE DESIGN OFFICECo., Ltd.」(広島市中区、谷尻誠・吉田愛代表)を広場デザインの監修者とした。

2階広場は、駅ビルに路面電車が乗り入れ、JR広島駅と繋がる最も象徴的な場所。
大きなガラス面から太陽の光が降り注ぎ、川の水面がゆらめく商業施設の壁面や、水辺にせり出す雁木をイメージした3階テラスなど、穏やかな水辺空間を表現する。
商業施設の賑わいが広場に広がることで、一体的な空間として賑わいある広場を演出するという。

屋上広場は7階から9階まで重層的につながり、広島を訪れる人々や地域の人々に、賑わいや交流、憩いなど様々なシーンで利用できる空間とし、穏やかな広島の風景をアースカラーで表現。
7階屋上広場には雁木のような大階段を設け、路面電車駅前大橋ルートの直上のロケーションから路面電車や広島の街を眺めたり、屋外イベントや憩いの場として利用できる空間とする。

新駅ビルの所在地は広島市南区松原町2番37他。
建築面積は約1万4,000㎡、延床面積は約11万1,000㎡。
構造・規模は鉄骨造、地上20階・地下1階、高さ約100m。
用途は商業・ホテル・駐車場。
基本設計・監修は、全体監修がジェイアール西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所設計共同体、広場デザイン監修がSUPPOSE
DESIGN OFFICE Co., Ltd.
新築工期は2021年3月~2025年春(予定)。