【ニュース】 ジェイアール四国バスとユーグレナ、バス路線「大栃線」でユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料の使用を開始 高知県香美市

2021.01.19
ジェイアール四国バス株式会社(香川県高松市、吉良次雄社長)と株式会社ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)は1月18日、JR四国バスが高知県で運行しているバス路線「大栃線」(「土佐山田駅」~「美良布 アンパンマンミュージアム」間、高知県香美市)で、ユーグレナの次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」の使用を開始した。
四国でのユーグレナバイオディーゼル燃料の使用は今回が初。

燃料となるユーグレナバイオディーゼル燃料は、ユーグレナのバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントから輸送され、JR四国バスに提供されたもの。
微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)と使用済み食用油を原料に使用し、バス自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な、次世代バイオディーゼル燃料だという。

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バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出するが、原料となるユーグレナが成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなる「カーボンニュートラル」を実現できる。

ユーグレナは、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す「GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)」を宣言。
ユーグレナのバイオ燃料製造実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空の移動体に導入し、2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げている。

JR四国バスは、「GREEN OIL JAPAN」宣言に賛同し、今回、「大栃線」でユーグレナバイオディーゼル燃料の使用を決定した。

バイオ燃料を使用する企業や自治体数は拡大しており、様々な車両・船舶で利用が開始されているという。