【ニュース】 京都水族館、京都市立小学校5校で「出張授業」をオンラインで1月15日より順次開催、教育活動プロジェクト「地域とつながる水族館」の一環 京都府京都市

2021.01.13
京都水族館(京都市下京区、松本克彦館長)は、2021年1月15日~2月10日の期間、小学校対象の出張授業「~オオサンショウウオを通じて考える地球の未来~」を、オンラインで初開催する。

同取り組みは、鴨川に生息するオオサンショウウオの生態のほか、生息する川の環境問題や深刻化している交雑種問題を動画やクイズを交えて「身近な自然を守るために今できること」を小学生と一緒に考えるというもの。
対象は京都市立の小学校5校(嵐山小学校の3年生、大藪小学校・祥栄小学校・竹田小学校・修学院第二小学校の4年生)。

当日は約90分のプログラムを実施。
オオサンショウウオを通して、身近な自然を守るためにできることを学ぶ。
講義を聴くだけではなく、動画やクイズを交えながら双方向のコミュニケーションも可能としており、飼育スタッフへ直接質問できる時間も設け、生物多様性について学び、環境保全に対する意識を高めるとしている。

同水族館では2015年より、いきものや環境を通じていのちの尊さや自然環境を考え、興味や関心、知識を得ることで豊かな心を育むことを目的とした教育活動を継続して実施。
2016年からは京都市教育委員会と連携し、教育活動プロジェクト「地域とつながる水族館」として、京都水族館のスタッフが京都市内の幼稚園や小学校に出向いて授業を行ってきた。
小学生を対象とした「出張授業」では、これまで、オオサンショウウオを題材に身近な自然や環境を考えるプログラムを124校で実施、累計8,464人の小学生が参加している。