【ニュース】 WILLER、京都丹後鉄道沿線地域におけるAIオンデマンド交通導入実証実験を京丹後市で1月26日より実施 京都府京丹後市
2021.01.12
WILLER株式会社(大阪市北区、村瀬茂高代表)は、京都府(西脇隆俊知事)の協力のもと、2021年1月26日~2月22日の期間、京都丹後鉄道沿線地域におけるAIオンデマンド交通導入実証実験を京丹後市で実施する。
生活に必要な交通サービスの確保による生活水準の向上と地域経済の活性化を目指す。
同社は、2015年度より上下分離方式で運営されることになった京都丹後鉄道の運行を開始、鉄道の魅力や利便性の向上、沿線地域交通の充実等に取り組んでいる。
昨年度からはMaaSの実証実験に取り組み、日本初の距離制運賃に対応したQR決済システムの導入等を実施。
今年度からは、京都丹後鉄道の駅を拠点に、新たな交通サービスとして、AIオンデマンド交通を導入することを目指し、第1弾として京丹後市で実施する。
京丹後市は、2045年に65歳以上の人口が約49.5%に上ることが予測されているが、地域郊外型の都市計画となっているため、毎日の生活に必要な買い物・通院・通勤・通学などでマイカーが欠かせない状況。
こうした状況下で、免許を返納したい高齢者が自由に外出できることや、共働きによる家族の送迎の負担軽減をはじめ、家族での外食や地域交流の場へも気軽に参加できるような新しい交通サービスが求められている。
また、コロナ禍では、ライフスタイルが変化し地元で生活する時間が増え、生活圏内を安心してストレスなく移動できるサービスも求められているという。
同実証実験では、これらの社会課題の解決を目指し、自宅2km圏内の暮らしでの生活移動にマイカーや自転車の代替えになる、行きたい時に行きたいところへ自分の思い通りに動くAIオンデマンド交通「WILLER mobi」を提供。
外出のストレスがなくなり商業施設への来店が増えること、また駅やバス停までの移動で利用する公共交通の利用が増えることで、地域経済が活性化し、その結果人と街の絆がより深まるようなサービスの提供を目指す。
「WILLER mobi」は、地域で暮らす人々が移動手段を共有する新しい交通サービス。
どこかへ出かける際にアプリや電話で車両を呼び出すと、指定した場所へ10分程度での配車が可能で、目的地までスムーズに安心して移動でき、自宅から約2kmの生活圏内を「ちょい乗り」しながら自由に移動できる。
AIルーティングによる効率的な運行と需要の先読みが可能で、移動時間やコストを最適化することができるという。