【ニュース】 三菱地所とミュージックセキュリティーズ、しなの鉄道沿線活性化に向け、国内初の車両更新ファンドの募集を1月14日より開始 長野県長野市
2021.01.07
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)とミュージックセキュリティーズ株式会社(東京都千代田区、小松真実代表)は、しなの鉄道沿線活性化に向けた取り組みを開始する。
同取り組みでミュージックセキュリティーズは、三菱地所と提携関係にあるしなの鉄道株式会社(長野県上田市、春日良太社長)の車両更新に向け、2021年1月14日にファンドの募集を開始。
ファイナンスを通じて鉄道の環境性能の向上に寄与するとともに、地域の足となっている第三セクター鉄道会社を支え、関係人口の増加や地域活性化に繋げるとしている。
同ファンドは、リターンだけでなく社会や環境にインパクトを生み出す組織やファンドへ投資する「インパクト投資」。
期待リターンの異なる複数の金融商品を組み合わせ、法人や個人から資金を調達するファイナンス・スキームで、同スキームによる第三セクター鉄道会社向けファンドは国内初の取組みになるという。
投資家は社会的リターンだけでなく、経済的リターンを得ることも可能なスキームとなるため、持続的な支援に繋がるとしている。
一方、三菱地所は、同取り組みで、大手町・丸の内・有楽町地区の事業者や就業者などに向けた情報発信や接点づくりなどで支援する方針。
両者は今後も、地域社会の要請に応じ、長野県東信地域におけるしなの鉄道沿線活性化に向けた地元企業支援を継続的に推進していくという。