【ニュース】 NTT都市開発、元新道小学校跡地活用で京都市と基本協定書締結、デジタルアーカイブスやデジタルコンテンツで歴史と文化を継承 京都府京都市

2020.12.09
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、辻上広志社長)は、
2020年4月15日に公表された京都市の「元新道(しんみち)小学校跡地活用に係るプロポーザルの実施について」に応募、契約候補事業者の選定に向けた審議の結果、2020年10月30日に契約候補事業者として選定され、2020年12月8日付けで京都市と基本協定書を締結した。
今後は、京都市と地域住民、同社の3者で構成する事前協議会を設置・開催し、事業化に向けた合意形成のための協議を行う。

3者は、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」の実現に向け、「“街の記憶の継承”と“新たな共存価値”の創造」を事業コンセプトに、元新道小学校の再整備を行う。
また、小学校と共存してきた宮川町歌舞練場もあわせて建て替えることで、地域の人々が守り続けてきた歴史と文化を継承し、新たな人の流れを生む回遊性のある一体的な街づくりの実現を目指す。

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具体的には、NTTグループの強みであるICTを最大限活用し、先人たちが築いてきた小学校を含む一帯を3次元によるデジタルアーカイブ化することで、街の記憶をリアルに後世に伝承。
また、地域施設では、子供も大人も一緒に楽しめるデジタルコンテンツの導入により、世代を超えた新しい地域コミュニティの醸成を図る。
生まれ変わる宮川町歌舞練場では、バーチャル映像技術による新たな花街文化の発信を行うなど、地域の人々とともにICTを積極的に活用した街づくりに取り組むという。

元新道小学校跡地の所在地は京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130番・125番1、京都市東山区新道通団栗下る二丁目下柳町165番。
敷地面積は宿泊施設が4,014.15㎡(実測面積)、地域施設・歌舞練場が約2,291.14㎡。
主要用途は宿泊施設、地域施設、歌舞練場。