2020.03.16
富士急バス株式会社（山梨県富士河口湖町、髙部久夫社長）は、山梨県で初となる電気バスを3台導入、3月16日より富士五湖エリアで順次運行を開始する。
富士山の環境保全への取り組みの一環。

今回導入する電気バスは、充電した蓄電池の電力でモーターを動かすことによって走行する、ガソリンを一切使わない次世代型の車両。
従来のディーゼルバスに比べ、排出ガスや走行騒音を大幅に抑制できるほか、車いすの人も利用しやすいよう、反転式スロープなども設置した。

なお、今回の電気バスの導入は、国土交通省「平成31年度地域交通グリーン化事業」にも認定されており、低公害車普及促進対策費補助金の交付を受けている。
災害時には電気バスを移動蓄電池として、LED照明点灯やスマートフォン充電、休憩所確保等にも活用するなど、周辺地域在住者や観光客を手助けする使命も担っているという。

導入車両はBYD製大型ノンステップ電気バス3台。
航続距離は250km（フル充電時）、バッテリー容量は324kWh（4人家族で約4週間分の電気容量）。