【ニュース】 小田急電鉄、小田急「海老名」駅とJR「海老名」駅間の開発エリア「ViNA GARDENS」で「(仮称)オフィス棟」を着工、2022年春に開業予定 神奈川県海老名市

2020.03.11
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)は3月10日、小田急小田原線「海老名」駅とJR相模線「海老名」駅の駅間に広がる開発エリア「ViNA GARDENS」(神奈川県海老名市)で「(仮称)オフィス棟」を着工した。
開業は2022年春の予定。

「海老名」駅は、小田急小田原線のほぼ中間点に位置し、3路線の乗り入れにより、都心へのアクセスだけでなく、横浜方面など神奈川県内各地へのアクセスにも恵まれている。

今回着工した同ビルは、自由通路を通じて駅に直結する駅至近のアクセスで、神奈川県央地区では最大となる、基準階のフロア面積約550坪(約1,820㎡)超の大規模賃貸オフィスビル。
ハイスペックな設備や防災機能の充実により、入居企業に快適な業務環境を提供し、有事の際にも事業継続を支えるという。

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同ビルでは、基準階のフロア面積を559坪(約1,850㎡)、天井高を2,800mm、OAフロアを100mmとし、最大奥行17.4mの開放的な柱のない空間を実現。
複数フロアの利用から、最小約41坪(約135㎡)の分割利用までを可能にし、入居企業の幅広いニーズに対応する。

設備面では、省エネ効果に優れたLED照明に加え、個別空調方式や、断熱性の高い複層ガラス(Low-Eペアガラス)の採用により、快適な業務環境を提供。
6階部分にはオフィステナント従業員向けのカフェテリアを設置する予定としている。

さらに、災害時の事業継続計画(BCP)を支える設備も充実。
高性能制震オイルダンパーを採用し、優れた制震構造を備えるほか、汚水貯留槽の設置により、被災時にも下水を使用可能とする。
停電時にはテナント専用部へ15VA/㎡の電力供給を72時間可能とする設備も完備、「海老名市洪水ハザードマップ」を考慮した浸水対策も講じ、事業継続をサポートするという。

なお、「ViNA GARDENS」は、飲食を中心とした商業施設
「TERRACE」、タワーマンション「リーフィアタワー海老名アクロスコート」等が完成済で、アートイベントの開催などにより、「憩う・くらす・育む」をコンセプトとしたまちづくりが進んでいる。
現在、2棟目のタワーマンション「リーフィアタワー海老名ブリスコート」に加え、オフィス棟とサービス棟の建設を開始しているほか、近接地には2021年春、ロマンスカーミュージアムの開業も予定している。
開発計画全体の完成は2025年の予定。

「(仮称)オフィス棟」の所在地は神奈川県海老名市めぐみ町2番1号。
建築面積は約2,700㎡、延床面積は約3万1,000㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上14階建(制震構造)。
建物用途は賃貸オフィス等。
駐車場は機械式152台、平置き10台。
開業は2022年春(予定)。