【ニュース】 子育て支援や起業に取り組むママチャレ実行委員会、JR「長野」駅前で「若者向けシェアハウス」と「ゲストハウス」が一緒になった施設を新設 長野県長野市
2020.02.25
子育て支援や起業に取り組む(学ぶ)会社員・まちづくり関係者・学生で組織するママチャレ実行委員会(長野県長野市、山岸裕始実行委員長)はこのほど、2回目となるママ対象ビジネスプランコンテスト「ママチャレ2020」を開催した。
今後は、係わる人「全て」を幸せに出来る仕組みづくりを行うため、JR「長野」駅前で「若者向けシェアハウス」と、主に外国人をターゲットとする「ゲストハウス」が一緒になった施設を新設、2月29日にはゲストハウス予定地の現地見学を伴うワークショップを開催する。
日本労働研究機構の「育児や介護と仕事の両立に関する調査」(平成15年)によると、女性が出産前後で仕事を辞める理由は、「家事、育児に専念するため、自発的にやめた」(52.0%)が最多だが、次いで「仕事と育児の両立の難しさでやめた」(24.2%)、「解雇された、退職勧奨された」(5.6%)となっており、約3割が家事・育児との両立環境が整わないこと等を理由に辞めているという。
また、両立が難しかった具体的な理由では、「自分の体力がもたなそうだった」(52.8%)、「育児休業をとれそうもなかった」
(36%)、「保育園等の開所時間と勤務時間が合いそうもなかった」(32.8%)、「子供の病気等で度々休まざるを得ないため」(32.8%)など、職場に両立支援制度があっても、実際には利用しにくい状況があることを示唆する回答も多かった。
一方、ゲストハウスの運営には、予約対応・掃除・交流等の業務があるが、工夫することで育児中でも子どもと一緒に対応可能な業務も多いという。
今回の取り組みでは、シェアハウスとゲストハウスを同じ建物に混合させ、外国人や旅行者と交流したい若者と地元住民が交流することで、長野をより深く知りたい旅行者を繋ぎながら、子育て中でも成り立つ仕事のモデルづくりを進めるとしている。
「ワークショップ」の開催日時は2月29日の15時~17時。
会場は15時~15時40分が「ゲストハウス予定地」(長野県長野市南千歳2-14-6)、16時~17時が「みらいく早苗町地域交流スペース」(長野県長野市早苗町41-3 みらいくビル3階)。
実施内容はゲストハウス予定地の現地見学、グループワーク。