【ニュース】 三菱電機とエスイーフォー、遠隔操作技術を搭載したショベルカーで除雪作業の実証実験を実施 岩手県滝沢市

2020.02.13
三菱電機株式会社(東京都千代田区、杉山武史社長)と株式会社エスイーフォー(東京都台東区、Lochlainn Wilson代表)はこのほど、滝沢市で遠隔操作による除雪作業の実証実験を実施した。

同実証実験は、エスイーフォーが現在開発を進めているロボット遠隔操作技術を搭載したショベルカーを使用したもの。
使用するショベルカーでは、ソフトウェアを介してユーザーが作業を行いたいポイントを指定し、ロボットが自律的に作業を行うことができるという。

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従来の遠隔操作技術では、ユーザーの動きを模倣するタイプの技術の場合、細かく複雑な作業には適しているものの、常時ロボットの動向を見守る必要があるため、ユーザー自身に高い技術力と集中力が求められていた。
一方、所定の作業をあらかじめプログラミングし実行させるタイプの技術では、一定の作業を繰り返し行う事には長けていても、イレギュラーな事態が発生するとその都度プログラミングをし直す必要があるためタイムリーな対応が困難だったという。

エスイーフォーの技術では、VR空間に生成された現場の様子から、ユーザーが作業領域を指定する等の必要な情報を直感的な操作で判断・指示し、ロボットが自律的にタスクを実行する。
また、現場や土壌の状態等複合的な要素から作業方針を決める等、総合的な判断が必要な場合は、ユーザーがマニュアルモードで作業を実行。
もしくは改善策をロボットへティーチングし、作業を継続させることができるという。