【ニュース】 YKK AP、国内アルミ素材製造の富山・黒部製造所が操業開始、押出ライン棟が竣工、アルミ押出の生産性が従来ライン比40%向上 富山県黒部市

2015.08.25
YKK AP株式会社(東京都千代田区、堀秀充社長)は、国内アルミ素材製造の中核工場である黒部製造所(富山県黒部市)で、昨年8月より建設を進めてきた押出ライン棟が完成、8月24日に竣工式を実施し、操業を開始した。
同製造所の再構築計画の一環。

新設アルミ押出ラインでは、押出プレス機をはじめ最新設備・技術の導入により、品質やコスト競争力の強化を実現。
従来ライン比で約40%生産性が向上する。
環境面でも、将来のLNGへの燃料転換を勘案した設備の導入、および低電力照明・空調を採用し、省エネ、環境負荷低減に配慮した。
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同製造所では、今回の押出ライン更新を皮切りに、主要生産設備の継続的な更新を行い、生産ラインの合理化・コンパクト化を図っていくとともに、インフラ基盤の強化や構内物流改善など、黒部製造所の再構築を進めていくとしている。

黒部市は、YKK APの生産・開発の本部機能、本社機能の一部がある国内最大の拠点。
その中で黒部製造所はアルミの鋳造・押出・表面処理の設備を有し、全世界のYKK APアルミ素材製造の中核拠点となる。

「YKK AP黒部製造所」の所在地は富山県黒部市吉田200。
敷地面積は34万5,000㎡。
従業員数は約770人。
生産品目は、アルミ押出形材、エクステリア商品。

「押出ライン棟」の延床面積は約5,400㎡。
構造は鉄骨造。
主な生産品目はアルミ押出形材。
設備・機械は押出機(7インチ、1,800トン)、他関連設備。
着工は2014年8月、操業は2015年8月。
投資額は約15億円(建屋・設備含む)。