2018.12.07
株式会社インテリックス（東京都渋谷区、山本卓也社長）は12月6日、 京阪電鉄不動産株式会社（大阪市中央区、道本能久社長）と京町家再生プロジェクト「継（つぐ）」に関し、業務提携を行うと発表した。

第1弾の共同事業では、京阪電車｢三条駅｣徒歩圏の京町家をリノベーションした宿泊施設を2019年5月に開業予定。
今回の共同事業により、京町家再生事業をさらに加速させ、第1弾を皮切りに年間10棟の京町家再生を行う予定だという。

インテリックスでは、原則として1950年以前に伝統的木軸工法によって建てられた京都市内の木造建築物を｢京町家｣と定義。
京都での市井の生活や文化を伝える伝統的な京町家を、取り壊すことなくリノベーションすることで保存する京町家の不動産再生事業を手掛けてきた。

また、不動産特定共同事業法を活用し、不動産投資商品｢アセットシェアリング」を組成。
インテリックスの2万戸を超えるリノベーション実績と 不動産小口化事業「アセットシェアリング」で培ったノウハウとポリシーを融合させた事業を展開している。

一方、京阪電鉄不動産は、京阪ホールディングスのグループ会社として、京都での歴史・伝統・文化を次世代に承継し、地域社会への貢献を目指しており、今回の同業務提携に至ったという。

対象物件は京都市東山区粟田口・岡崎エリアに立地。
土地面積は88.34㎡、建物面積は98.96㎡（いずれも登記簿面積）。
開業予定は2019年5月（営業許可スケジュールにより変更の可能性あり）。