【ニュース】 三菱地所とニューロスペース、仮眠における生産性向上などの実験を開始、将来のオフィスビル商品企画に反映 東京都千代田区
2018.05.29
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)は5月28日、SleepTech(スリープテック)事業を展開するベンチャー企業の株式会社ニューロスペース(東京都墨田区、小林孝徳代表)監修のもと、三菱地所の新本社に設置している仮眠室を使用し、仮眠における生産性向上や仮眠と夜間の本睡眠との関連を効果検証するための実験を開始した。
三菱地所は今年1月5日、「新たな価値を創出し続けるオフィス」「常に進化するオフィス」の実現に向け、「大手町パークビルディング」に本社を移転。
画一的なオフィス空間ではなく、フロア毎、用途毎に多様なデザインや設備を導入し、新本社で得た知見やノウハウを顧客への提案や将来のオフィスビルの商品企画に活かしていく方針としている。
今回の効果検証実験では、従業員が参加し、新本社に設置した仮眠室を使用し、毎日30分間の仮眠を取る期間と取らない期間を設定。
それぞれの期間で毎日、PCへのタイピングテスト(5分間)、眠気や気分などのアンケート調査、睡眠生体情報計測デバイスを使用した夜間の睡眠の質調査を行うことで、仮眠により、日中の生産性が向上するかどうか、また、夜間の睡眠の質が向上するかどうかを検証する。
同実証実験により、生産性の向上や健康増進のため、従業員へ積極的な仮眠実施を促すだけでなく、より効果的な仮眠が出来る仮眠室環境改善にも取り組み、仮眠室を含めた同社の新オフィス環境で得た知見やノウハウを顧客への提案や将来のオフィスビルの商品企画にも活かしていく予定だという。
効果検証実験の期間は5月28日~6月22日(予定、土日を除く)。