【ニュース】 大東建託、江東区に賃貸住宅の情報発信施設「賃貸住宅未来展示場」を建設、完成は2020年2月予定、賃貸住宅に特化した展示場施設は国内初 東京都江東区

2018.05.08
大東建託株式会社(東京都港区、熊切直美社長)は、賃貸住宅の情報発信施設「賃貸住宅未来展示場」(東京都江東区)を建設する。
完成は2020年2月の予定で、賃貸住宅に特化した展示場施設は国内初(2018年4月25日同社調べ)だという。

同施設は、賃貸住宅のハード面(技術力・資材など)、ソフト面(長期安定事業を支えるシステムなど)のほか、「賃貸住宅に何ができるのか」を追求し続けてきた同社の取り組みやメッセージを伝える施設。
ショールーム機能を備えた展示棟や、同社賃貸住宅のモデル棟(実物)、最新の技術を伝える研究ゾーンで体感できるとしている。

同社はこれまで、2010年に品川本社内に見て・触れて・体験できるショールームを、2013年には名古屋支店内に同様のショールームを設置。
今回は、これらのショールームに加え、新たに誰でも見学可能な同施設(予約制)を建設することで、より多くの人に向け、未来の賃貸住宅・暮らしについて情報を発信していくとしている。

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同施設では、混構造(木造+RC造)に、CLT(Cross Laminated Timber、クロス・ラミネイティド・ティンバー、JAS名称:直交集成材)を使用した大屋根構造のファサードとすることで、環境への配慮をアピール。
「木」が持つ建築材としての新たな可能性が注目される中、「木」の先進性・未来感を通じてもらい、賃貸住宅の未来とその可能性を感じてもらうことを目指す。

一般的によく知られている集成材は、張り合わせる板の繊維方向を並行方向に張り合わせるのに対し、CLTは板の層を各層で互いに直交するように積層接着することで強度を高めた厚型パネル。
木材は多孔質材料のため、優れた断熱性による高い省エネ効果があり、また、RC造などに比べ軽量なため耐震性にも優れている。
これらの特性を活かし、戸建て住宅の他、中層建築物の共同住宅、高齢者福祉施設の居住部分、ホテルの客室などに用いられているという。

(仮称)賃貸住宅未来展示場の所在地は東京都江東区東雲1-4-3、交通は東京メトロ有楽町線・東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「豊洲」駅より徒歩12分、東京臨海高速鉄道りんかい線「東雲」駅より徒歩15分。
敷地面積は2,989.95㎡(予定)、延床面積は3,639.00㎡(予定)。
構造・規模は木造+RC造・地上4階(一部地下機械室)、木造部分は地上3階、RC造部分は地上4階。
着工は2018年11月(予定)、竣工は2020年2月(予定)。
総事業費は約90億円(土地取得・設計・建設など)。
初年度の来場者数は約2万人を見込む。