【ニュース】 富津市金谷の地元企業・シェアハウス事業者・コミュニティスペース事業者、行政の支援に頼らない「お試し移住支援プログラム」で10名が移住 千葉県富津市
2018.04.18
千葉県富津市の観光地・金谷(かなや)で、地元企業・シェアハウス事業者・コミュニティスペース事業者が2017年6月から開始した「お試し移住支援プログラム」が、サービス開始から1年弱で10名の移住(内定含む)を達成した。
同プログラムは、観光複合施設「theFish」(運営元:富洋観光開発株式会社)、コミュニティスペース「まるも」(運営元:株式会社Ponnuf)、シェアハウス「炊きた亭」(滝田一馬代表)の3事業者が連携し、地域へのお試し移住希望者に、最低半年間の「家賃・水道光熱費及びコミュニティスペース利用料が全て無料」となる環境を提供するというもの。
行政の補助金ありきの移住促進が増える中、行政の支援に頼らない独自の移住者支援の取り組みを構築したという。
同プログラムでは、提携企業での「土日を中心とした週3日勤務」が適応条件となる。
地方の観光施設が「売り上げの多くを占める土日祝日に、安定的にスタッフを確保することが難しい」という課題を抱えている中、移住希望者をアルバイトとして採用。
「週3日間、地元企業で勤務することを条件に、月収10万円、家賃・水道光熱費・コミュニティスペース利用料が無料」という枠組みを提供することで、移住者は地方移住のハードルとなる「住まい・仕事・コミュニティ」の3つを手にする週4日間の余白時間の中で、自分の夢をカタチにすることが可能になるという。
行政の支援に頼らない持続可能な仕組みの中で、移住の初期ハードルを極限まで下げ、また地域で自分に合った生業を見つける、あるいは駆け出しWEBフリーランスなどが独立し、お試し移住から本格移住までの包括的な支援を実現するとしている。