【ニュース】 西日本鉄道、居室数306室、九州最大のシニアマンション「サンカルナ久留米」を建設、竣工予定は2020年4月 福岡県久留米市

2018.03.23
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は、九州最大のシニアマンション「サンカルナ久留米」(福岡県久留米市)を建設する。
投資総額は約68億円、竣工予定は2020年4月。

高齢化社会が進み、充実した医療・介護サービスなどへのニーズが高まる中、同社ではシニアマンション事業の拡大に取り組んでおり、現在、福岡県内に6施設・759室を展開してきた。
久留米市は高齢者人口が8万人を超え(全人口の約26%)、今後も増加し続ける見込みで、シニアマンションに対する関心度が高い地域となっているが、周辺には様々な共用部を備える大規模な施設や高付加価値サービスを提供する施設が無いという。

今回建設する同マンションでは、源泉かけ流し温泉をはじめとする充実した共用部や、IoT技術を活用したサービスなど、高付加価値サービスを提供する。

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同物件の居室数は306室(うち介護専用居室34室)で、シニアマンションとしては九州最大規模。

共用部には、源泉かけ流し温泉、広大なコミュニティガーデン、中庭「光庭(ひかりにわ)」、展望ラウンジ、ホテルのような高級感あるエントランス・レストランといった充実した設備を設置する。

IoT技術を活用した健康管理サービスでは、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社の「FAIT(ファイト)」を九州で初めて導入。
「FAIT」では、専用機器で日常的に睡眠時間や歩行数等を記録したデータと、定期的にスポーツセンサーとタブレットを使って行う体力・認知機能測定データを合わせた結果をもとに、AI技術を活用し、健康維持や認知症予防に関するアドバイスを提供する。

また、久留米大学や聖マリア病院による出張講座を開催するほか、久留米大学主催のイベントに入居者が参加するなど、地域との相互交流を促進し、地域と共生するシニアマンションを目指すという。

シニアマンション「サンカルナ久留米」の所在地は福岡県久留米市津福本町字東今畑198番外、交通は西鉄天神大牟田線「試験場前」駅より徒歩2分、同「花畑」駅より徒歩8分。
敷地面積は1万2,451.93㎡、延床面積は2万5,534.50㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上14階建て。
居室数は一般居室が272室(約37㎡~約103㎡)、介護居室が34室(約20㎡)。
施設類型は住宅型有料老人ホーム、権利形態は利用権方式。
入居条件は入居時に原則満65歳以上で、自立生活が可能な人。