【ニュース】 京浜急行電鉄、リノベーション事業などを手掛けるRバンクを子会社化、管理・リノベーション・リフォーム事業強化の一環 東京都港区

2018.03.15
京浜急行電鉄株式会社(東京都港区、原田一之社長)は、3月14日開催の取締役会で、株式会社Rバンク(東京都渋谷区、森村泰明社長)の株式の一部取得に関する契約を締結し、Rバンクを子会社化することを決議した。
株式譲渡実行日は4月2日。

京浜急行電鉄では、人口減少や空き家問題など、事業環境の変化が起こる中、2016年5月に「京急グループ総合経営計画」を策定。
同計画では、事業戦略の重点テーマの一つに「賃貸事業・マンション分譲事業の戦略的展開」を掲げており、販売だけでなく、管理・リノベーション・リフォーム事業等を強化するとしている。
こうした中、京浜急行電鉄では、リノベーション事業やシェアハウス運営事業を展開するRバンクへの資本参加について検討を進めてきたが、今回、株式を取得し、子会社化を決定したという。

Rバンクは、女性の社会的進出などの社会情勢を鑑み、「yokohama 花月園倶楽部」をはじめとした女性向けシェアハウス事業や、元女子寮を一棟丸ごとリノベーションした「東京シェア+」などのリノベーション事業などを主に展開している。

京浜急行電鉄では、今回の株式取得により、人材交流などを通じ、両社の連携を加速し、京浜急行グループにはないビジネスモデルを確立させるなど、相乗効果を最大限に発揮させていくとともに、リノベーション事業と不動産に関するコンサルティング事業強化による沿線活性化を目指す。

京浜急行電鉄が取得するRバンクの株式は、全株式2,000株のうち1,575株(78.75%)。
取得価額については非公表としている。