2014.04.28
竹富町（川満栄長町長）はこのほど、離島観光のおもてなしインフラとなる「フリーWi-Fiサービス」の提供を開始した。
「竹富町地域総合ポータルゲートウェイ事業」の一環。
同サービスは、株式会社フルノシステムズ（東京都墨田区、妹尾行雄社長）と株式会社リウデン（沖縄県浦添市、与那覇明代表）が同町に提案し、採用されたもの。
町内各所と竹富町役場本庁舎（石垣市）に設置された観光向けフリーWi-Fi 21拠点のうち、屋内12拠点でフルノシステムズのWi-Fiアクセスポイント「ACERA（アセラ）」を採用した。

同サービスでは、町内各島の船舶旅客待合所（ターミナル）や主要な観光スポット、公共の宿泊施設などに高品質のフリースポットを設定。
観光客と地域住民は、安定したWi-Fi接続・インターネットを無料で利用できるようになったとしている。
同町では昨今、定期航路の就航により、台湾など海外からの観光客が増加。
Wi-Fiサービスは多言語対応となっていることから、同サービスの提供により、幅広い新規観光客の誘導に加え、リピータ客の獲得を目指す。
なお同町では、観光向けサービスの他、「地域インフラ」としてのWi-Fi活用も検討中で、台風襲来時の定期航路休航の際、遅れがちだった被害情報把握にWi-Fiを活用し、復旧作業や速やかな行政対応につなげたいとしている。