【ニュース】 芝浦工業大学の学生プロジェクト団体、東伊豆町で東海汽船のチケット売り場改修プロジェクトを開始、郷土資料室や図書館などを設置 静岡県東伊豆町
2016.08.03
芝浦工業大学(東京都港区、村上雅人学長)の学生プロジェクト団体
「空き家改修プロジェクト」は、静岡県東伊豆町稲取で、東海汽船のチケット売り場(岬の館)を改修するプロジェクトを開始した。
同プロジェクトでは、1階の事務所跡に郷土資料室を、2階には絵本や子供向けの本などを地域住民からの寄付で集めた、小さな図書館を設置。
2017年1月中の竣工を目指し、8月4日~12日、8月29日~9月2日の予定で、現地で改修作業を実施する。
同プロジェクトに参加するのは、全国的に増加している空き家問題を解決し、まちの活性化を目指す建築系を専攻する12人のメンバー。
2015年度は、同じ稲取で、住宅地にある消防団の跡地を「シェアキッチン」へと改修している。
この活動が同町から高く評価され、2015年度に引き続き同町からの補助金を得て、新たな場所の改修を行うこととなった。
今後は協賛企業を募りながら、運用方法の検討などを同時に行う。
学生発の取り組みが、全国的に抱える空き家の問題を解決するためのモデルとして広がっていくことが期待されているという。
地域コミュニティ「岬の館」(東海汽船事務所跡)の所在地は静岡県賀茂郡東伊豆町稲取895。