【ニュース】 岡山理科大学など、出雲空港に航空機のバードストライクを低減させる高周波音発射装置「バードソニック」1基を設置 島根県出雲市

2026.01.06
岡山理科大学(岡山市北区、平野博之学長)は2025年11月18日、出雲空港(島根県出雲市、滑走路長2,000m)に航空機のバードストライクを低減させる高周波音発射装置「バードソニック」1基を設置した。
関西国際、大阪国際(伊丹)、中部国際、神戸などに続いて9カ所目の設置となる。

出雲空港は2023年の鳥衝突率が離着陸1万回あたり17.97件と、年間離着陸1万回以上の国内空港で最も多くのバードストライクが発生。
「バードソニック」設置以降は殆ど発生していないという。



「バードソニック」は、山梨県の自動車部品メーカー「T.M.WORKS」が開発し、同大学研究・社会連携機構の辻維周(まさちか)特担教授が効果検証に取り組んでいる鳥獣害対策装置。
1基に4個のスピーカーを装着し、各スピーカーの中心から左右約
50度方向に音が広がり、照射距離はほぼ無風状態で約300m、有効範囲は150~250mが目安となっている。

出雲空港では、宍道湖に突き出した滑走路東端部に同装置を設置した。
辻特担教授は「バードストライク率が極めて高く、しかもラムサール条約締結地である宍道湖に面している出雲空港へのバードソニック設置は、生態系に変化を与えずバードストライク率を下げなければいけないという、非常に困難な作業だった。しかしそれが実現できたことは本当に良かった。これからもT.M.WORKSと協力しながら空の安全の一翼を担っていきたい」と話している。