【ニュース】 サンケイビル、取得ビルをコンバージョンし、外国人観光客向けのゲストハウス型ホテル事業に参入 東京都千代田区
2014.11.11
株式会社サンケイビル(東京都千代田区、飯島一暢社長)は11月10日、千代田区東神田で取得したビルをコンバージョンし、外国人観光客向けのゲストハウス型ホテル事業に参入すると発表した。
開業は2015年4月の予定。
同事業は、都内でオフィスビルやマンションの開発実績のある同社のノウハウを活かし、POD型宿泊施設(旅慣れたトラベラー等をターゲットとしたゲストハウス)の要素も取り入れたもの。
2020年のオリンピック開催に向けて増加が見込まれる外国人観光客の宿泊ニーズをとらえ、1人から家族まで幅広く対応できる宿泊施設を開発し提供する。
同社では、事業の多角化を進めることにより、継続的な収益を確保するとともに、ホテル営業終了時には新築分譲マンションや賃貸マンション用地として再開発することも想定。
また、築年数の経過等により競争力が低下した既存建物を、コンバージョンによって有効活用することで、地域の活性化にも貢献するとしている。
運営については、ホテルの企画から設計、運営まで国内外で実績のあるUDS株式会社(東京都渋谷区、中川敬文社長)に委託。
互いに培ったノウハウを組み合わせた宿泊サービスの導入を検討しているという。
第1号物件となる「千代田区東神田プロジェクト(仮)」は、JR「秋葉原」駅より徒歩9分の立地で、今年9月に既存物件を取得済で、12月よりコンバージョン工事を開始する予定。
1階にはカフェを併設し、2~7階を客室として使用する。
なお同社の「ゲストハウス型ホテル事業」は、現在第2号物件(東京都中央区東日本橋)まで計画が進んでおり、今後も都心の立地を中心に開発・取得を行っていく予定としている。
「千代田区東神田プロジェクト(仮)」の所在地は東京都千代田区東神田2丁目8-16、交通はJR・つくばエクスプレス「秋葉原」駅より徒歩9分など。
敷地面積は169.27㎡、延床面積は1,005.54㎡。
ゲストハウスは2段ベッドタイプ110ベッド、シングルループタイプ10室、スーペリアルーム5室、プレミアムルーム4室。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上8階建て(昭和55年築、築34年)。
改修時期は2014年11月上旬~、開業は2015年4月の予定。