【ニュース】 ステーショナリーマーケット、大阪・関西万博会場で二酸化炭素を閉じ込めた未来の紙「OGUNOオリジナルスペシャルペーパー」を初公開 大阪府大阪市

2025.06.30
株式会社ステーショナリーマーケット(大阪市鶴見区、石津大代表)は、2025年7月2日~6日の期間、大阪・関西万博会場のEXPOホール「WASSE」で開催される「第3回日本国際芸術祭/大阪・関西万博展」にブース出展する。

同ブースでは、大栗紙工株式会社(大阪市生野区、大栗康英代表)と共同開発した、世界初(同社調べ)の技術で二酸化炭素を閉じ込めた未来の紙「OGUNOオリジナルスペシャルペーパー」を初公開。
試し書きも可能だという。

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大阪・関西万博では、2050年のカーボンニュートラル(脱炭素)が達成された社会を目指し、会場内で発生する廃棄物の削減やリユース、リサイクルなど先進的な取り組みが行われている。
今回、初公開する未来の紙「OGUNOオリジナルスペシャルペーパー」では、CO2を資源ととらえ、再利用する技術(CCU)を活用することで、脱炭素社会実現への貢献を目指す。

同製品では、紙の白さや不透明度を出すため、原料に炭酸カルシウムを使用。
国内の工場から排出された排ガス由来のCO2とカルシウムを多量に含む産業廃棄物を化学反応させて作った人工の炭酸カルシウムを紙の原料に使うことで、紙1tあたり33㎏のCO2を閉じ込めることができたという。
再生紙など、環境に配慮した紙は一般的に書き心地が良くないものが多いが、同製品はインクのにじみや裏抜け防止、なめらかな書き心地など、筆記性能にも優れているとしている。

なお同製品は、高級ノートやレターペーパーの商品として2025年内に商品化する予定。

出展場所は2025年大阪・関西万博 EXPOメッセ「WASSE」第3回日本国際芸術祭/大阪・関西万博展「ステーショナリーマーケット」ブース。
出展期間は2025年7月2日~6日。