2025.03.12
湯治のできる宿 しらさぎ（和歌山県白浜町、有限会社ホテルしらさぎ、熊野幸代女将）は2025年3月5日、自炊室をリニューアルオープンした。

同宿が所在する椿温泉は、古くから湯治場として親しまれてきた場所。
かつてはどの宿でも自炊が可能で、多くの湯治客が訪れていたが、現在では自炊湯治ができる宿は同宿のみだという。

危機感を持った同宿の女将は、椿温泉の湯治文化を未来へ継承するため、15年前からPR活動に努めてきた。
講演やテレビ出演などで、特に若い世代に向けて情報を発信してきたという。

かつては、痛みの治療や緩和のため、年配の人や病気を患った人が湯治に訪れていたが、新たな湯治ではストレスや悩みを抱えた都市部労働者に訴求し、温泉による体への効果に加え、心も共に元気に豊かになることを目指す。

同宿では今回、地域の人と湯治客のコミュニティの場になるよう、自炊室を明るい空間にリニューアル。
Wi-Fiも整え、リモートワークも可能としている。

「湯治のできる宿 しらさぎ」の所在地は和歌山県西牟婁郡白浜町椿1056-22、交通はアクセスJR紀勢本線「椿」駅より徒歩20分（送迎可）。

宿泊予約は
湯治のできる宿 しらさぎ