【ニュース】 さんぽく活性化協議会、村上市山北地区で「さんぽくバイオ・リージョナル公園」を5月に発足、自然の「ありのまま」を体験 新潟県村上市

2025.03.07
さんぽく活性化協議会(新潟県村上市、佐藤栄作会長)は、村上市山北地区で「さんぽくバイオ・リージョナル公園」を2025年5月に発足する。

同協議会は、同地区の各産業に携わる人々と連携し、人々の所得向上や新たな雇用確保と都市農村交流を促進することで、同地区の地域活性化に寄与することを目的とした団体。

同地区の桑川~大毎~府屋までの地域一帯は、自然と人間との昔からある相互のかかわり、手つかずでありのままの自然や環境が広がっているという。
同公園では、この地区でしかできない自然の「ありのまま」を体験可能で、海の浸食、日本唯一の漁法、日本の名水を通じ、「生物多様性」を発見することができるとしている。

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同公園では、「ブルー・ツーリズム(笹川流れで国指定の名勝と天然記念物観察)」「グリーン・ツーリズム(吉祥清水や深山の名水鰈山清水の水をたしなむ)」「フォレスト・ツーリズム(350年前から伝わる伝統のコド漁体験)」の各エリアを設定、それぞれコース別に周遊コンテンツを新しく紹介する。

「ブルー・ツーリズム」の舞台となる村上市浜新保(鳥越山)~寒川(狐崎)に至る約11km区間の海岸線「笹川流れ」は、国指定名勝天然記念物・新潟県立自然公園にも指定されており、優れた変化に富む海岸美を形づくっているエリア。

「フォレスト・ツーリズム」の舞台となる山北地区の勝木川や大川は、晩秋から初冬にかけて鮭が群れをなして帰ってくる場所で、中でも大川の鮭漁は350年前から伝わる伝統の「コド漁」という漁法で行われている。

「グリーン・ツーリズム」の舞台となる大毎地区は、「吉祥清水」や深山の名水「鰈山清水」が湧き出る場所で、自然林も多く、清流にホタルが生息するなど、貴重な自然環境が今もありのままに残されているという。