【ニュース】 UPSジャパンとJR九州、新幹線と国際宅配便ネットワークを結び、日本発の国際宅配便サービスを2025年1月14日より開始 鹿児島県鹿児島市
2024.12.27
ユーピーエス・ジャパン株式会社(東京都港区、加藤真社長)と九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)は、JR九州の新幹線ネットワークとUPSの広範な国際宅配便ネットワークを結び、日本発の国際宅配便サービスの提供を2025年1月14日より開始する。
同サービスは、海外向けの荷物をJR九州のみどりの窓口で預けると、博多駅まで新幹線で輸送され、UPSが定期貨物便を運航する北九州空港で同日のフライトに搭載、世界各地に届けるというもの。
スピードと信頼性に定評のあるJR九州の新幹線と、UPSのグローバル航空ネットワークがつながることで、米国やアジアの主要都市へは最短翌営業日、カナダや中南米、欧州、中東、アフリカへは最短2営業日での配達が可能になるという。
また、トラックから鉄道へのモーダルシフトにより、二酸化炭素排出量の約90%削減が可能となり、国際輸送でもより持続可能な選択肢を提供できるほか、トラックドライバー不足の解決にも寄与するとしている。
提供するサービスのスキームは、「鹿児島中央」駅(鹿児島県鹿児島市)の「はやっ!便」カウンターに持ち込まれた荷物を、JR九州が九州新幹線で「鹿児島中央」駅~「博多」駅間を輸送、「博多」駅到着後はUPSの協力会社へ引き渡しを行い、陸送で北九州空港まで輸送後、UPSの国際宅配便ネットワークで関西国際空港を経由し海外の空港まで荷物を輸送する形となる。
サービスの提供開始日は2025年1月14日。
提供開始駅は「鹿児島中央」駅みどりの窓口。
今後は利用状況を鑑み、他の駅への拡大も検討するとしている。