【ニュース】 阪急電鉄、起業家を対象とした会員制スタートアップ支援オフィス「GVH #5」を11月下旬に開設 大阪府大阪市

2014.10.24
阪急電鉄株式会社(大阪府大阪市、中川喜博社長)は、起業家を対象とした会員制スタートアップ支援オフィス「GVH #5」(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)を、梅田の「阪急ファイブアネックスビル」(大阪市北区)で、2014年11月下旬に開設する。
「GVH #5」では、コワーキングスペース、レンタルオフィスなどのオフィス空間の提供に加え、同施設を拠点とした新たなビジネスパートナーとの出会いの場づくりなど、様々な支援サービスの提供を行う。
施設の運営にあたっては、グランフロント大阪内の「グローバルベンチャーハビタット大阪」でスタートアップ支援の実績がある「株式会社サンブリッジグローバルベンチャーズ」と提携、支援活動の充実を図っていく。
なお、鉄道会社がこうした取り組みを行うのは、関西では同社が最初になるという。


同オフィスが行う取り組みは、「オフィス提供」「コミュニティ形成促進」「ビジネスサポート」「情報発信」の4つ。
「オフィス提供」では、阪急梅田駅から徒歩約2分という利便性を活かし、24時間利用可能な会員制オフィスを提供。
インターネット接続環境、コピー、プリンター、会議室、セミナールーム等の共用設備を設置する。
オフィススペースのうち、「the hive」(ザ ハイブ、約100㎡)では、3名収容(2室)・2名収容(1室)・4名収容(2室)の個室スペースを設置するほか、休憩スペース・コピーコーナーなども設置する。
また、「Sta. G5」(ステーション ジーファイブ、約222㎡)では、フリーアドレスの執務スペース(席数24席程度)やラウンジスペースを設置、ラウンジスペースは通常時は打合せ・執務・休憩の場として開放し、イベント開催時には可動壁により30名程度のセミナールームとして利用可能とする。
「コミュニティ形成促進」では、梅田でのスタートアップとその支援者のコミュニティ形成促進を目的とした交流イベントや各種セミナー等の開催や、」起業家育成プログラムへの協賛支援を実施。
「ビジネスサポート」では、スタートアップが気軽に会計・税務・法律などの専門家からアドバイスを受けられる場を提供し、投資家やビジネスパートナー企業とのマッチング支援を行う。
「情報発信」では、スタートアップの活動促進を目的としたセミナーやビジネスプラン・コンテスト等の各種イベントを実施し、各種メディアを利用したスタートアップ会員の情報を発信する。
会員資格は、阪急電鉄が行う都市交通やリテール、まちづくり、エンタテイメント・コミュニケーション、生活サービスなどといった事業との親和性を有する領域で、ITなどの先端技術を活用して新しいビジネスモデルの開発を行うスタートアップ企業など。
起業支援に携わる専門機関からの紹介制により募集する。
会員制オフィス「GVH #5」(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)の所在地は大阪市北区角田町1番12号「阪急ファイブアネックスビル」11階・5階。
規模は「Sta. G5」(ステーション ジーファイブ、11階)が約222㎡、「the hive」(ザ ハイブ、5階)が約100㎡。
開設時期は2014年11月下旬。