【ニュース】 木曽観光連盟、森林鉄道に関するギャラリー&シンポジウムイベント「木曽森林鉄道フォーラム」を2024年1月13日に木曽町で開催 長野県木曽町
2023.12.27
木曽観光連盟(長野県木曽町、越原道廣会長)は、森林鉄道に関するギャラリー&シンポジウムイベント「木曽森林鉄道フォーラム」を2024年1月13日に長野県木曽町で開催する。
同シンポジウムのテーマは「森林鉄道資源を今後どのように活かすか」。
会場は、木曽地域の木材の輸送と人々の暮らしを支えた歴史や遺構などの秘蔵映像・写真を見ることができるギャラリー形式となっており、展示以外にも林業関係者によるトークディスカッションを実施する予定。
山で切り出された木材を運搬するために活用された森林鉄道(林鉄)は、明治時代から昭和40年代頃にかけて日本各地で数多く活躍していた鉄道。
林業が非常に盛んだった木曽谷の森林鉄道網は、国内でも最大級の規模で、中央本線の多くの駅から数多くの路線が山の中へと延びていたという。
特に中央本線「上松」駅を起点とする小川・王滝森林鉄道とその支線は総延長400km超。
現在の大手私鉄・名古屋鉄道(営業距離約444km)の長さにも見劣りしないほどの路線で、木材だけでなく小さな客車も走り、子どもから大人まで地域の人々や、観光のために訪れた人を乗せるようになっていったという。
当日は、10時~12時に「林鉄のある景色」展示ブースを公開。
明治から昭和にかけて活躍した木曽の林鉄の姿を、椅子に腰かけながらゆっくり鑑賞できるとしている。
13時~15時にはシンポジウム「林鉄資源を活かすことを考える」を開催(定員100席)。
全国の林鉄の現状や利活用の取り組みを学び、木曽の林鉄資源を活かすことをテーマに、農学博士の八巻一成(やまきかずしげ)氏による講演と、林鉄活用に取り組む有志とのトークディスカッションを行う。
八巻一成氏は、国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 森林管理研究領域 環境計画研究室長。
森林などの⾃然環境や⾃然資源の持続可能な利⽤と保全、それらを活かした地域づくりについて調査研究を重ねているという。
「木曽森林鉄道フォーラム」の開催日時は2024年1月13日の10時~15時。
会場は「木曽町文化交流センター」(長野県木曽郡木曽町福島
5129)2階多目的ホール、交通はJR中央本線「木曽福島」駅より徒歩15分、「上町」バス停より徒歩1分。
参加費は無料。
電話またはWEBより要事前申し込み(最終受付日は2024年1月12日、定員100席に達した場合は受付終了)。