【ニュース】 JR西日本など6社、2024年春の北陸新幹線「福井」~「敦賀」開業を契機に観光周遊型XRバスを開発・導入、地域の既存の交通手段と組み合わせた新たな観光周遊ルートを構築 福井県福井市

2023.06.07
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)・京福バス株式会社(福井県福井市、岩本裕夫社長)・株式会社福井銀行(福井県福井市、長谷川英一頭取)・株式会社福井キャピタル&コンサルティング(福井県福井市、湯浅徹社長)・株式会社クオラス(東京都品川区、松下幸生社長)・株式会社JR西日本イノベーションズ(大阪市北区、奥野誠社長)の6社は、観光周遊型XRバスを開発・導入し、地域の既存の交通手段と組み合わせた新たな観光周遊ルートを構築する。

同取り組みは、2024年春の北陸新幹線「福井」~「敦賀」開業を契機に、各社が持つ資源・技術ソリューションを持ち寄ることにより、福井県の豊かな自然、文化・歴史を生かした、新たな観光の目玉コンテンツを創出するというもの。

なお、JR西日本金沢支社(石川県金沢市)と福井県(杉本達治知事)は2023年6月6日、「福井県内での『観光周遊型XRバス』運行に向けた連携協力に関する協定」を締結している。

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「観光周遊型XRバス」では、同県の自然・文化・歴史をリアルとデジタルの組み合わせで体現。
車窓風景に重ね合わせた臨場感あふれる拡張現実(AR)を体感できるほか、観光地にまつわる仮想現実映像(VR)によるワクワク感の演出、外国人観光客にも対応した車内案内設備を具備するとしている。

導入にあたっては、バス車内に設置するXR設備を開発、保有する特別目的会社(SPC)を、JR西日本イノベーションズ・福井銀行グループほかによる共同出資で設立する予定。
運行周遊ルートは、JR「福井」駅を拠点とし県内主要観光地とを結ぶ、片道型の運行形態を主とすることで、既存の交通手段と組み合わせた周遊旅行を提案する。
運行は京福バスが行い、地域や旅行会社などのニーズに対応し、貸切運行なども検討するという。

本格営業運行の開始時期(予定)は2024年夏。