【ニュース】 東武鉄道、「南栗橋」駅前エリアでの産官学連携まちづくり推進プロジェクト「BRIDGE LIFE Platform 構想」に基づき、特急列車の一部を同駅に停車 埼玉県久喜市

2022.08.19
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、根津嘉澄社長)は、東武日光線「南栗橋」駅前エリア(埼玉県久喜市)で、久喜市をはじめとした産官学連携によって展開中の次世代まちづくり推進プロジェクト「BRIDGE LIFE Platform(ブリッジライフプラットフォーム)構想」に基づき、各種取り組みを推進する。

同社では、同エリアの魅力と利便性向上のため、2023年3月に予定しているダイヤ改正より、通勤や通学に便利な時間帯を中心に、特急列車の一部を同駅に停車。
同エリアの特長となっている「都心」と「自然」両方の魅力を楽しめる立地に、特急停車駅という価値を加えることにより、街全体の魅力向上を図る。
なお、東武鉄道と久喜市が2021年10月に取り交わした地域活性化にかかる包括連携協定に基づき、同市では市外からの移住者を対象とした特急券の購入補助制度の創設に向け、検討を着手しているという。

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「BRIDGE LIFE Platform 構想」では現在、東武鉄道、久喜市、トヨタホーム株式会社、イオンリテール株式会社、早稲田大学大学院 環境・エネルギー研究科 小野田弘士研究室が、同エリアで産官学連携による次世代のまちづくりプロジェクトを推進している。

2022年5月には街びらきイベントを開催、地域の人々をはじめ市外・県外から延べ1万4,000人が来場したほか、同月よりトヨタホームグループと東武鉄道が分譲を進める戸建街区「BLP南栗橋スマートヴィラ」のモデルハウスや、イオンスタイル南栗橋がそれぞれオープン。
現在まで多数の来場・利用があり、地域全体のにぎわい・活性化が始まっているという。
今後も、産官学が連携しながら遊歩道や公園の改修、地域振興に資する施設の誘致などを通じ、東武沿線の持続可能なまちづくりの先進モデルとして、同構想の推進を図る。

また同社では、2022年4月より「TOBU POINT 子育て応援プログラム」を開始するなど、東武グループと地域社会の持続的な発展を目指し、各種取り組みを行っており、今後も多世代が暮らしやすい沿線開発を進めていくとしている。