【ニュース】 宮下農園、絶滅危惧種「ナベヅル」「マナヅル」を救うためクラウドファンディングを開始、農業と鶴の共存を目指す 長崎県諫早市

2022.03.10
旧諫早湾干拓地、諫早市森山地域にある宮下農園(長崎県諫早市、宮下清次郎代表)はこのほど、クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」でプロジェクト「鶴に恩返し~海抜ゼロメートルの田に飛来する鶴を見守りたい!!」を開始した。

冬の間、同農園の水田に毎日飛来する鶴「ナベヅル」「マナヅル」は、個体数が鹿児島県出水市に一極集中していることから、感染症の発生等による種の絶滅リスクが懸念されており、リスク軽減のため、適切な越冬地数の増加が求められているという。

「ナベヅル」「マナヅル」は、絶滅の危機にあり、環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定されている。

一方、農業の盛んな森山地域では、鶴は種や苗を食べる害鳥。
同農園では今回、農家として生活を続けながら、野鳥の鶴と共存し、生活を営む方法はないかと考え、クラウドファンディングを立ち上げたという。

クラウドファンディング「鶴に恩返し~海抜ゼロメートルの田に飛来する鶴を見守りたい!!」の募集期間は2022年3月2日より24日間。
リターン商品は、長崎県認定特別栽培米「宮下さんちのおいしいお米」、特別栽培ミニトマト「宮トマト」シリーズ、イタリア料理店ピッコロピアット(長崎県大村市)食事券。