【ニュース】 三菱地所など、地域コミュニティの形成・活性化に取り組むエンターテイメント新会社を設立、地域の魅力を再発見する歩き旅コンテンツサービス「膝栗毛」を始動 東京都千代田区
2021.11.26
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)はこのほど、株式会社膝栗毛(東京都千代田区、米田大典代表)を設立、株式会社JTBコミュニケーションデザイン(東京都港区、古野浩樹社長)と共同でデジタルとリアルを組み合わせた新しい歩き旅体験を提供し、地域のにぎわいを創出する新サービス「膝栗毛」を開始した。
同サービスは、三菱地所が従来の不動産業に捉われない幅広い事業を育成することを目的として実施している「新事業提案制度」を通じて実現したもの。
これまで三菱地所が行ってきた各地域での賑わいの生まれるまちづくりの知見や、JTBコミュニケーションデザインの地域交流事業に関するネットワークを活かし、サービス提供のプラットフォームとして、スマートフォンアプリ「膝栗毛 | HIZAKURIGE」を企画・開発した。
膝栗毛アプリでは、「膝栗毛マガジン」「音声ガイド」「チェックイン機能」「膝栗毛茶屋」の4つの機能を搭載し、「身近なまちの、何気ない道を、エンターテイメントに」をコンセプトに、今までは通り過ぎていた身近なまちや道の歩き旅を楽しめるコンテンツを開発・提供する。
ユーザーは、マッピングされた歩き旅ルートを歩きながら、固有の歴史や郷土文化などを盛り込んだ地域ならではのオリジナルマガジンで旅先の情報を収集、旅の最中にはGPS連動型音声ガイドを楽しみながら歩くことができるほか、歩き旅ルートごとに設定された提携店舗「膝栗毛茶屋」では、他のユーザーや膝栗毛茶屋の店員とコミュニケーションを楽しむことが可能だという。
今後は、ユーザー日記投稿機能やポイント交換機能などの実装を予定し、各地域での体験をより深めるサービスを提供していくとしている。
歩き旅ルート第1弾として、江戸時代に整備された五街道の一つである東海道を舞台に、日本橋~三島、京都~草津の13区間で、デジタルとリアルを絡めたコンテンツを提供。
今後は「東海道五十三次」に限らず、地方自治体や商店街、企業などと連携しながら、様々なエリアの地域資源を活かしたコンテンツを作成し、歩き旅イベントなどを通じて賑わいを創出する施策も行っていく。
また、提携店舗の膝栗毛茶屋同士を繋ぐ役割を担い、各地域との連携も推進するとしている。