【ニュース】 東武鉄道など、駅構内で収集された空き飲料容器を回送列車で輸送する実証実験を10月1日より開始 埼玉県春日部市
2021.09.27
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、根津嘉澄社長)は、キリンビバレッジ株式会社(東京都中野区、堀口英樹社長)の協力のもと、東武グループ各社と連携し、キリンビバレッジが東武線各駅に設置した自動販売機横のリサイクルボックスで収集した空き飲料容器を、車両基地へ戻る回送列車を活用して輸送する実証実験を2021年10月1日より開始する。
同取り組みは、飲料自動販売機のベンダー業務(商品補充、販売機・売上金管理、空き飲料容器回収)のうち、特に安全性が求められる駅構内の空き飲料容器回収に着目し、飲料メーカーのベンダー業務効率化と、通勤・通学輸送を終えて車両基地へ戻る回送列車の有効活用を両立させる新たな取り組みとして、その事業性や効果を検証するもの。
同実証実験では、各駅の構内清掃業務を行っている東武ビルマネジメント株式会社(東京都墨田区、伊藤克俊社長)の清掃員が自動販売機横のリサイクルボックスに収集された空き飲料容器を回収し、回送列車へ積み込む。
また、回送列車が車両基地に到着後、東武鉄道の障がい者雇用を推進する特例子会社の株式会社シンフォニア東武(埼玉県春日部市、椎山博司社長)の社員が空き飲料容器の資源ごとの分別作業を行い、障がい者雇用の職域拡大の可能性も検証するとしている。
回送列車による空き飲料容器回収の実証実験実施期間は2021年10月1日~14日(毎日、列車の運行状況により変更・中止となる可能性あり)。
使用列車は70000型車両。
実施場所は東武スカイツリーライン「北千住」~「北春日部」間の各駅(空き飲料容器回収)、南栗橋車両管区春日部支所(空き飲料容器分別、リサイクル処理会社への引き渡し)。
回収する空き飲料容器はペットボトル、空き缶(アルミ、スチール)、空きビン。