2021.05.31
株式会社日新と、東急不動産株式会社・京浜急行電鉄株式会社・第一生命保険株式会社は、日新が所有する北仲通北B-1地区（横浜市中区）の開発プロジェクトを4社のパートナーシップにより推進する。

同プロジェクトは、みなとみらい線「馬車道」駅より徒歩約2分に位置し、土地の二方を海に囲まれた大型複合開発事業。
「馬車道」駅周辺は、横浜開港（1859年）の初期から市街化された「関内」エリアの北端にあり、当時からある通りの名前にちなみ「北仲通（きたなかどおり）地区」、またはそのまま「北仲」と呼ばれている。
生糸検査所や関連倉庫群が並ぶ港湾・臨港地区として発展を遂げ、2000年以降は東急東横線直通のみなとみらい線開業に合わせ、歴史的建造物の一部を保存・復元しながら地区の機能更新が進んできたという。

日新は戦後より同地に倉庫を構え、区画整理事業を経て日新万国橋駐車場として暫定活用していたが、今回、複数デベロッパーによる提案プロポーザルから東急不動産を代表企業とする事業パートナーを選定、複合施設開発に舵を切る（当面は日新万国橋駐車場の営業を継続する予定）。

「北仲」エリアは、2012年のUR賃貸住宅「シャレール海岸通」完成、2016年の結婚式場「ノートルダム横浜みなとみらい」開業に続き、2019年には「アパホテル＆リゾート横浜ベイタワー」、
2020年には商業施設「北仲ブリック＆ホワイト」と「ザ・タワー横浜北仲」、横浜市新市庁舎が完成し、再開発の大詰めを迎えている。
さらに、2021年4月には、同計画地の眼前に都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が開通するなど、注目を集めているという。

今回の同プロジェクトでは、同エリアのラストピースとして、海沿いのプロムナードや広場とともに、賑わいや創造的活動を生み出す商業施設・オフィス、横浜都心の新たなライフスタイルを生み出す居住機能等を整備し、横浜の一層のポテンシャルアップに寄与するとしている。

「北仲通北 B-1 地区プロジェクト」の所在地は横浜市中区海岸通5丁目25-1、交通はみなとみらい線「馬車道」駅より徒歩約2分、JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅より徒歩約8分（各駅よりペデストリアンデッキで接続予定）。
敷地面積は約1万2,300㎡。
用途は共同住宅・オフィス・商業・駐車場等（詳細未定）。
竣工は2027年予定（詳細未定）。