【ニュース】 JR東日本秋田支社、仙北市が所有する「あきた角館 西宮家」全体を借り受け、ホテル「和のゐ 角館」を拡張 秋田県仙北市

2025.06.10
東日本旅客鉄道株式会社秋田支社(秋田県秋田市、井料青海支社長)は、仙北市(田口知明市長)が所有する「あきた角館 西宮家」全体を借り受け、改装のうえ、ホテル「和のゐ 角館」を拡張する。
開業時期は2026年春の予定。

同社、同市、一般社団法人田沢湖・角館観光協会の者は2019年5月、「仙北市における『観光まちづくり』に関する連携協定」を締結。
同市での観光需要創出を推進してきた。
同連携協定の取組みとして、JR東日本秋田支社は2020年3月、、同市が所有する「西宮家武士蔵」「西宮家ガッコ蔵」と、仙北市角館伝統的建造物群保存地区に近接する反物蔵で構成するホテル「和のゐ 角館」を開業している。

06101200

今回の拡張によって増設するのは、3棟の客室「西宮家 文庫蔵(ぶんこぐら、現文庫蔵)」「西宮家 まゆ蔵(まゆぐら、現北蔵)」「西宮家 桜人の間(さくらびとのま、現母屋離れ座敷)」と、新規レストラン「米蔵(こめぐら、現米蔵)」。

「西宮家 文庫蔵」は、明治41年頃に建設され、西宮家で最も古い蔵であるとされる建物。
本棚や書物をイメージした客室とする。
面積は約120㎡(2階建)、定員は4名。

「西宮家 まゆ蔵」は、かつて養蚕が行われていたと伝わる蔵。
繭や糸、手仕事などをテーマにした客室とする。
面積は約80㎡(平屋)、定員は4名。

「西宮家 桜人の間」は、現在は母屋の離れ座敷として、一般には公開していないエリアを客室に改装。
四季折々の表情を見せる庭と、こだわりの内装を活かした客室とする。
面積は約90㎡(平屋)、定員は4名。

新規レストラン「米蔵(こめぐら、現米蔵)」は、明治43年頃に建設された、西宮家で最も大きな蔵。
地元の食材や地酒を、ダイナミックな蔵の空間とともに楽しめるとしている。
面積は約180㎡(平屋)、客席数は38席(予定)。

「和のゐ 角館」の所在地は秋田県仙北市角館町田町上丁11-1他。
施設は客室全6室(既存3室・新規3室)、レストラン、フロント等。
事業主体は東日本旅客鉄道株式会社、運営会社は秋田ステーションビル株式会社(JR東日本グループ)。
開業時期は2026年春。