【ニュース】 南海電気鉄道、就労支援事業者・社会福祉法人を協働パートナーとし、「駅係員終日不在駅の賑わい創出」の取り組みを実施中 大阪府大阪市
2024.10.23
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、岡嶋信行社長)は、「駅係員終日不在駅の賑わい創出」に取り組んでいる。
その一環として、2023年4月13日以降、就労支援施設利用者に、駅利用客への挨拶や声掛け、駅付近の案内、簡易清掃等の駅支援業務を行ってもらうとともに、就労支援事業所に無償で駅のスペースを貸し出し、授産品を販売。
協働パートナー5者・2駅での出店から始まった同取り組みは、現在、沿線の26の就労支援事業者・社会福祉法人に協働パートナーとなってもらっており、2023年度は14駅で計204回(このうち清掃業務のみ12回)、2024年度上期(4月~9月)は12駅で計130回(このうち清掃業務のみ6回)、出店・駅支援業務を実施してもらったという。
その他、賑わい創出のための取組み(実証実験)として、2024年1月から3月には、同社OBによるサポーターを通勤・通学時間帯に駅係員終日不在駅に配置し、駅支援業務を実施。
アンケートを実施したところ、駅利用者からは「サポーターからの挨拶で明るい気分になる」「安心感がある」という意見が寄せられているという。
なお、2024年10月から12月までは、地元自治会によるサポーターに駅支援業務を実施してもらうとしている。
同社では引き続き、沿線エリアの就労支援事業所を含む社会福祉法人・企業・地元自治会等の人々と、これらの取り組みを推進し、「駅係員終日不在駅の賑わい創出」を目指すという。