【ニュース】 総合地所など、国家公務員宿舎跡地の開発に合わせて実施していた「ろくまる公園」のリニューアルを完了 茨城県つくば市

2024.04.01
総合地所株式会社(東京都港区、梅津英司社長)・近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、倉橋孝壽社長)・つくば市(五十嵐立⻘市長)・つくばまちなかデザイン株式会社(茨城県つくば市、内山博文代表)の4者はこのほど、国家公務員宿舎跡地の開発に合わせて実施していた「ろくまる公園」(茨城県つくば市)のリニューアルを完了した。

リニューアルのコンセプトは「自然の中のコミュニティパーク」。
単なる公園のリニューアルではなく、今後の新たなコミュニティ創出の官民連携モデルとなるよう、公園周辺の既存住⺠や国家公務員宿舎開発後のマンション住⺠といった多くの地域の人々を巻き込み、「地域が創る新しいコミュニティの核となる公園」を目指し、整備を行ったという。

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同市内では、国家公務員宿舎の廃止売却に伴う新たな開発が数多く行われており、同市吾妻1丁目に位置する国家公務員宿舎跡地(通称「60街区」)でも、新たなマンション建設が計画されている。

「60(ろくまる)」街区は、住宅地の中央に街区公園「ろくまる公園」が立地。
筑波研究学園都市建設から50年近くが経過し、老朽化が進んでいたが、公園と一体となった魅力ある環境を創出していたという。

新たなマンション建設にあたり、魅力ある緑豊かな自然あふれる公園と一体となったまち づくりを推進するため、4者は2021年9月
、「吾妻一丁目国家公務員宿舎跡地における魅力ある開発の推進に関する覚書」を締結、同公園のリニューアルと一体となったまちづくりを開始している。

リニューアルにあたっては、地域や地元小学校のこどもと一緒に取り組んだ公園リニューアル計画を作成した。

また、リニューアル前からコミュニティ活動を開始、地域の人々を巻き込んだイベントを4回実施。
飲食などによる大規模なイベントではなく、縄跳びやボール遊びなど気軽に公園で遊ぶことができる道具を置き、公園の楽しみ方を知ってもらう取組みや、地域の人々が簡単に運営できるようなコンテンツ(「自分で焼くマシュマロ」「焼き芋」「ワークショップ」)などを実施したという。

さらに、地域の人々が愛着を持つ公園とするため、地域の人々が自らつくる花壇を設置。
花壇の整備費はクラウド ファンディングで協力を募るとともに、花壇の整備を地域住⺠と一緒に実施、花壇の維持管理には同市の「アダプト・ア・パーク」を活用した団体を設立している。