【ニュース】 NTT都市開発など、「難波宮跡公園整備運営事業および難波宮跡管理運営事業」で難波宮の後期内裏正殿基壇部・回廊の復元や公園の利便性を高める商業施設・駐車場等の整備に着手 大阪府大阪市

2024.03.25
NTT都市開発株式会社(東京都千代田区、辻上広志社長)を代表構成員、NTTアーバンバリューサポート株式会社(東京都港区、北村美樹浩社長)・株式会社NTTファシリティーズ(東京都港区、松原和彦社長)を構成員とする難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトはこのほど、「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)管理運営事業」(大阪市中央区)の一環として、難波宮の後期内裏正殿基壇部・回廊の復元や、公園の利便性を高める商業施設・駐車場等の整備に着手した。

同事業は、大阪市初のPark-PFI事業。
同グループは公募認定(2023年4月20日付)を受け、「みんなのにわ なにわのみや」を事業コンセプトとし、同事業推進に取り組んでいる。
今回の同整備は、2025年3月頃の完了、2025年4月の開業を予定しており、難波宮(飛鳥時代~奈良時代に存在した宮殿)の遺構を分かりやすく示した歴史公園として、また来園者の利便性を高める都市公園としての整備に取り組むという。

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歴史公園としての整備では、前期・後期回廊の表示、後期内裏正殿(基壇部)の復元、各歴史遺構の解説板の設置等により、来園者が難波宮のスケールや当時の雰囲気を身近に感じることができるような歴史性の魅力発信を行う。

都市公園としての整備では、大阪城を臨む芝生広場、その芝生広場に面した商業施設の他、駐車場・駐輪場の整備を行い、居心地がよく利便性の高い公園を目指す。

また、東側隣地では、カペラホテルグループの新しいライフスタイルブランド「パティーナホテルズ&リゾーツ」(ホテル名称:パティーナ大阪)が2025年春の開業を予定しており、これらの取り組みを通じ、エリア一体での歴史・観光拠点としての魅力向上と、周辺エリアでの回遊促進を図るという。

計画所在地は大阪市中央区法円坂1丁目・馬場町・大手前4丁目地内。
事業面積は約2.3ha、建物規模は1,817.22㎡(予定)、建物は地上1階・4棟。
整備内容は遺構表示・芝生広場・商業施設・駐車場(約101台)・駐輪場(約75台)。
開業は2025年4月(予定)。