【ニュース】 JR九州など、福岡東総合庁舎敷地有効活用事業「コネクトスクエア博多」を竣工、飲食店舗・福岡県博多県税事務所・一般オフィステナントなどが入居 福岡県福岡市

2024.03.18
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)を代表企業とし、福岡地所株式会社(福岡市博多区、榎本一郎社長)・株式会社麻生(福岡県飯塚市、麻生巌社長)を構成員とする企業グループは2024年3月15日、複合ビル「コネクトスクエア博多(事業名称
:福岡東総合庁舎敷地有効活用事業)」(福岡市博多区)を竣工した。

JR各線「博多」駅筑紫口至近の同ビルは、ゆとりのある公開空地を有し、1階に飲食店舗、2~3階に福岡県博多県税事務所、4~12階に一般オフィステナントが入居する。
敷地外周や壁面を利用した緑化計画により、潤いのある歩行空間を創出することで、同ビル入居者だけでなく、来訪者や地域の人々にも親しみをもってもらえるよう、設計したという。

なお同ビルは、福岡県の敷地を有効活用するとともに、官民連携で推進する「博多コネクティッド」をはじめ、福岡市のプロジェクト「都心の森1万本プロジェクト」「Fukuoka Art Next」にも参画
、博多駅周辺のまちづくりの一役を担うとしている。

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筑紫口中央通りに広く面したピロティ広場では、博多まちづくり推進協議会と連携した様々なイベント利用に対応、筑紫口エリアの賑わいの繋がりに寄与する予定。
また、同広場にはエントランスとカフェが面しており、ベンチや緑により休憩や団らんを誘発、日常的なにぎわいも創出するという。

エントランスホールには、伝統工芸品の展示スペースを設け、
「Fukuoka Art Next」の一助を目指し、文化・芸術・歴史が持つ魅力を発信。
同エントランスホールの内装には福岡産の木材を使用、CO2固定化による環境負荷軽減を目指すとしている。

災害時の建物機能維持では、制振ダンパーにより揺れを低減させ、地震時の安全性を確保するほか、非常用発電機は72時間(3日間)稼働分の燃料を確保。
建物内の防災備蓄庫には緊急時の食糧・飲料水・毛布などの生活必需品を3日間分常備するとしている。
また、エントランスや廊下では帰宅困難者や被災者の一時避難場所として活用、ピロティでは非常時の車両の乗入れや物資置場や搬入
・テント設置等も可能だという。

「コネクトスクエア博多」の所在地は福岡市博多区博多駅東1丁目17番1号、交通はJR各線「博多」駅筑紫口より徒歩約2分。
敷地面積は2,690.11㎡、延床面積は2万1,442.91㎡。
構造・規模は、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造、地上12階・地下1階。
用途は事務所・店舗・駐車場。