【ニュース】 阪急交通社と秋田県、観光振興などで包括連携協定を締結、同県初の旅行会社との協定 秋田県秋田市

2024.03.08
株式会社阪急交通社(大阪市北区、酒井淳社長)と秋田県(佐竹敬久知事)は2024年3月7日、観光振興をはじめとした、地域社会の活性化及び豊かな社会の実現を目的とする包括連携協定を締結した。

同連携協定は、観光振興を柱としつつ、加えて同県の物産品の振興から危機管理や環境保全、エネルギー政策の推進に至るまで、幅広い分野に及ぶもの。
同県が旅行会社と協定を締結するのは今回が初めてだという。

同社は、従来の旅行業だけでなく、自治体をはじめとする地域との連携を通じ、全国各地で課題解決型の事業を推進してきた。
同県は今回、同社の旅行事業での関西や九州など西日本エリアから東北への高い送客実績や、全国の自治体との連携事業での実績を評価、同連携協定締結に至ったとしている。

同協定に基づき、観光振興では、同社が企画する全国各地発着の募集型企画旅行により、冬季など閑散期の需要増に取り組み、季節的な繁閑差なく年間を通じて秋田県への観光誘客を目指す。
同県の四季折々の自然や多彩な祭、伝統芸能など、同県独自の特性を活かした観光促進に努めるほか、県下の教育機関と連携した観光人材の育成や、顧客目線を取り入れた事業者への提案など、民間企業の知見や創意を活かした観光地域づくりを推進するとしている。

また、同県の物産品の販売や危機管理など、同県の課題解決に向けて多面的な連携も図るという。